モリー・マーフィー・シリーズ1
私にとっては待望久しいリース・ボウエンの「モリー・マーフィー・シリーズ」の第1作「MURPHY’LAW」の日本語版がやっと出ました。現在、私のメルマガはニューヨークを舞台にした作品を取り上げているのですが、次回のテーマとして、アイルランド絡みのミステリを考えています。その関係で候補の作品をピックアップしている段階で、このシリーズを見つけたのですが、まだ日本語版が出ていませんでした。
メルマガで取り上げる為にはたくさんの作品を読まなければならないわけですが、辞書片手に原語で読むのと日本語で読むのではスピードが違います。ですから、このシリーズの日本語版を待っていたのです。それがなかなか出ないので困っていたわけです。六作出ているこのシリーズの三作まではなんとか読み終わったので、どんどん続けて日本語版が欲しいところです。
アイルランドでレイプを逃れるために男を殺してしまい、ニューヨークに逃げてきた若い女性を主人公にしたミステリです。時代は20世紀初頭。勝ち気なお転婆娘が怖い物知らずで何事にも積極的に飛び込んで行くという設定ですが、ハードボイルド派にはちょっと物足りないところがあります。一番の読みどころは20世紀に入ったばかりのニューヨークが生き生きと描かれているところでしょうか。歴史風俗ミステリと言えるでしょうか。
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