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2006年6月18日 (日)

ジョゼフ・ミッチェル1

 ジョゼフ・ミッチェルを評する言葉には  「 paragon of reporters」 とか、「 New Yoker reporter who set the standard」 がありますが、私は 「literary journalist」 が一番彼に相応しい評価のような気がします。20世紀の前半にニューヨークに生きた様々な庶民の姿を我々に見せてくれます。オー・ヘンリーがフィクションで描いたニューヨークを、ジョゼフ・ミッチェルはノン・フィクションで描いた言えるでしょうか。

 彼の作品は何冊かにまとめられていて今日でも簡単に読むことが出来ます。その中の一冊が「マックソーリーの素敵な居酒屋」と題された本です。この本は全部は訳されていませんが、何編かは訳されていて、「ニューヨーク拝見」「ニューヨーカー・ノンフィクション」「ニューヨーカー短編集」などに入っています。

 表題になっている「マックソーリーの素敵な居酒屋」という作品は存在しません。巻頭にある 「the old house at home」 という作品に出てくる酒場の名前なです。短編集には集録した中の一編の題名を全体の表題にすることはありますが、こういうのはあまり聞いたことがありません。日本ならサブタイトルに「ジョゼフ・ミッチェル作品集」と付けるのが普通ですが、アメリカではそうしないようです。

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